ウッドレジンのペンダントの作り方。How to make wood resin pendant.

 こんにちは。Kazushi makingです。

今回は、Youtubeにメイキング動画を投稿したこちらの屋久杉とレジンのペンダントの作り方を細かく説明していこうと思います。



使う材料・道具

今回使用する主な材料や道具がこちらです。

材料:木(屋久杉)・日清クリスタルレジン・丸カン・チェーン


道具:万力・ノコギリ・グルーガン・真空ポンプ・ボール盤・ベルトサンダー・紙やすり・プラスチック用コンパウンド

木を割る

まず使用する木を用意するのですが、木の厚みは作品の完成形でほしい厚みよりも余分に取っておきましょう。後に半分に割るので、長さも長めに取っておくと二つ分作れてより楽しめます。



中心に軽く切れ込みを入れて万力を使って半分に割ります。万力を使うと、手では割ることのできない厚みも簡単に割ることができるのでオススメです。

レジンを流す下準備(木の目止め)

早速レジンを流していきたいのですが、屋久杉は油分が多くそのままレジンを流すと木の油分がレジンに浸透し色がくすんでしまうので、初めにレジンで目止めをします。二液性レジンを割れ目に塗布していきます。

レジンが固まったら割れ目以外の余分な部分はノコギリでカットしときましょう。

レジンを流す

塩ビ板(0.5mm厚)とテープで枠を作ります。グルーガンで隙間を埋めると安心です。

倒れないように板に固定したらレジンを流します。二つ分あるので、色を変えて作りました。


ちなみに動画には出ていませんが、綺麗な仕上がりにするため今回も真空ポンプで気泡を取り除きました。

形の荒削り

レジンが固まったら枠を外し、あらかじめ作っておいた型紙で形をトレースします。


この線に沿って形を削り出していきます。ノコギリで荒削りをしたら、ボール盤で穴を開けます。


ベルトサンダーで形を整えていきます。厚みもこの段階である程度削っておいても良いです。

やすりがけ、磨き作業

ここから紙やすりを使って微妙な曲面を出し、番手を細かくしていきます。穴は棒ヤスリなどを駆使して丁寧に曲面を出します。

僕はだいたいいつも、180→240→400→600→800→1200→2000→3000→5000と番手を上げていってます。傷が残らないように丁寧に作業しましょう。

5000番までいったらプラスチック用コンパウンドで磨きます。

レジンが光りだすように磨けたらバッチリです。

さらに木に木工用の蜜蝋クリームを塗布したら色に深みが出て木の保湿にもなるので良いです。


丸カン、チェーンを取り付ける

最後に丸カンとチェーンを取り付けます。今回はペンダントヘッドが少し大きめなのでチェーンは55cm〜60cmと少し長めなものにしました。

ちなみに僕はいつもアクセサリー系は貴和製作所のものを使用しています。

取り付けられたら、完成です。



最後に

僕は普段からさまざなな種類の木を使用しアクセサリーを作っていますが、木によって作品のイメージが違って見えるので面白いです。今回使った屋久杉はとても温かみのある上品な印象だったので、デザインもぴったりだと感じました。今後ももっと多くの木を使っていきたいと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


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